静岡県

伊豆・ドライブイン「伊豆オレンヂセンター」

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『ウルトラ生ジュース』400円

伊豆半島の東海岸沿いの国道135号線を走ると、稲取温泉を越えた辺りで見えてくるのが「伊豆オレンヂセンター」の大きな看板だ。東伊豆を訪ねる時には何があっても必ずこれを飲むのだ。オレンジではなくオレン「ヂ」。今どき「ウルトラ」である。皮を剥いたみかんをそのままミキサーに入れて、ハチミツを加えただけのシンプルなもの。むせ返るような強烈な甘さで、他では味わえないのだ。

「1杯飲んだら3年長生き!」というがあるので、既に30年以上は長生きすることになっている筈だ。これを飲むと、裏手にある「伊豆の踊り子美術館」に無料で入場可能だ。いわゆる秘宝館なのだが、結果が見えているので未だに入ったことがない。

いつからかブルーベリーバージョンも登場。こちらは600円と値段が高いこともあって、直ぐに無くなるかと想像していたが、今年はまだ存在していた。もちろんこちらも強烈だ。以前はもっとオレンジ色が鮮やかな記憶があったので、聞いてみると季節によってみかんの種類を使い分けているとのこと。過去の写真を見比べると、どうやら冬場に鮮やかなオレンジ色が出るみかんを使っているようだ。

伊豆・ドライブイン「伊豆オレンヂセンター」
静岡県賀茂郡河津町見高1266-31
0558-32-1134

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伊豆・創作うどん「切麦屋あいだ」

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『Aコース』3,200円

伊豆高原の閑静な別荘地を登っていくと、洒落た佇まいの建物が見えてくる。開店は平成13年だというから、開店間もない頃から通っていることになるだろうか。いつ来ても開店当時の気持ちの良い空間なのは、手入れが行き届いているのだろう。いつも笑顔で出迎えてくれる。

うどんの概念を捨てて斬新に「洋」のエッセンスを加えることで、コース料理にまで昇華させている。創作うどんの中でも特別な存在だ。ランチタイムで3,200円というコースは決して安くはない。安くはないのだが、値段以上の満足感を得られるのだ。前菜から始まり、創作うどん、おうどん、一口ご飯、そしてメインの揚げ物。食後のデザートも凝っている。

まずはうどんの味を試してみたいという向きには、1,350円で『切麦屋おうどん』というのが用意されているのでおススメだ。ハーフの前菜、おうどん、一口ご飯という内容で、デザートは別に注文可能だ。

うどんは透き通っていてなめらか。今回は冷たいうどんをチョイスしたが、太打ちの温かいうどんも抜群に美味しい。この店の基盤となるうどんを調理方法によって使い分ける拘りようなのだ。料理の美味しさだけでなく、落ち着いた空間で食事をして豊かさを満喫できるお店だ。つけ汁の中に窓が映り込んで情緒的な雰囲気が出ている。

伊豆・創作うどん「切麦屋あいだ」
静岡県伊東市八幡野1282-33
0557-54-1533

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浜松・和洋菓子「春華堂」

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『うなぎパイSelect』1,732円

浜松に訪れると必ず土産として買って帰るのが『うなぎパイ』だ。子供の頃から食べ付けている定番中の定番だ。ここ数年で浜松に来るようになってから、「春華堂」が販売していることを知った。タクシーの運転手さんの話では、東京ではうなぎの頭を食べられるが浜松では食べられない。この『うなぎパイ』のために大量に使っているからなのだという。本当なのだろうか。

どこでも大好評の土産なのだが、近年ではハイグレードな物も販売している。それらが詰め合わせになった『うなぎパイSelect』を好んで求めている。その中でも興味深いのが、『うなぎパイV.S.O.P.』。ブランデーとマカデミアナッツの香りを加えたという。うなぎパイは「夜のお菓子」として有名だが、これは何と「真夜中のお菓子」と銘打っている。話のタネとしても面白い。

浜松・和洋菓子「春華堂」しゅんかどう
静岡県浜松市中区鍛冶町321-10
053-453-7100

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浜松・うなぎ「浜名湖うなぎ 丸浜」

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『うなぎ長蒲焼』1,380円(1枚)

浜松まで来て浜名湖のうなぎを食べて帰らない訳にはいかない。確実に浜名湖産のうなぎを扱っている店に立ち寄った。浜名湖養魚漁業協同組合の直営店だ。以前は駅前の「コスタ浜名湖」で食べることが出来たが、閉店してしまったのだ。現在は「浜名湖うなぎ丸浜」としてビックカメラの中に新規開店しているようだ。

浜松でうなぎを食べられなかった場合には、ここで求めて自宅で食べることにしている。炭で焼いているのか芳ばしい香りがして、身もふっくらとしている。一方で小骨の処理がもう一つで口の中で気になる点もある。

一枚は切って酒のつまみに、二枚目は炊き立てのご飯の上に乗せて食べると贅沢をしている気分に浸れるのだ。

浜松・うなぎ「浜名湖うなぎ 丸浜」はまなこうなぎ まるはま
静岡県浜松市中区砂山町322-4
053-454-2032

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浜松・うなぎ「八百徳 本店」

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『お櫃鰻茶漬け』2,565円

浜松といえば浜名湖のうなぎだ。浜松駅から歩いて行ける距離では、浜松北口駅前に本店がある「八百徳」が美味しいという。建物は新しく清潔感がある。明治創業というから歴史もあるのだ。

ここでは、名古屋のひつまぶしのようなお櫃のうなぎがおすすめだという。当然、うな重もあるのだが、おすすめを食べてみることにする。駅の南口の店を含めて、これまでに三度の来店経験があるのだが、お櫃は初めてなのだ。

刻み海苔が敷かれたご飯の上にカットされた蒲焼きが乗っている。茶碗に軽くよそって四杯分くらいの量がお櫃に入ってくる。肝吸とお新香、お茶漬けにするためのわさびと薬味のネギ、それに昆布ダシのお茶が急須にたっぷりと用意される。

二杯目まではそのまま食べる。甘めのタレでカリッとした焼き加減で芳ばしい。どちらかと言えば、あっさりとした味わいだろうか。三杯目からはわさびとネギを乗せて、ダシをたっぷりとかけてお茶漬けにする。こうすると、うなぎがダシでやわらかくなって別物になる。お茶漬けに合わせた焼き方なのだろうか。お茶漬けにした方がより美味しく感じた。

うなぎの産地偽装で逮捕者が出たことが報道されたばかり。帰り際に浜名湖産のうなぎかを訊ねると「浜名湖産ばっかりじゃなくて…」という曖昧な返事だった。確かに浜名湖産を使っているとは名乗っていないが、何か残念な気分になってしまった。

浜松・うなぎ「八百徳 本店」やおとく ほんてん
静岡県浜松市中区板屋町655
053-452-5687

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浜松・バー「SIDE CAR」

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浜松の夜の〆には、必ずこのバーで過ごす。仄暗い店内にはズラリとボトルが並んで、落ち着いた雰囲気だ。いつ訪れてもそんなには混雑しておらず、また行儀の悪い客が居ないのもポイントが高い。

いつもはアイラ島のスコッチをストレートかロックでやるのが常だが、この日はフルーツがあるというので、これを味わった。フレッシュなマンゴーを使った『マンゴーとオレンジのフローズン』。さっぱりしていて飲み口がいい。

そして、店と同じ名前『サイドカー』を注文。店名の由来を聞くと、カクテルを売りにしたかったというのと以前に機械系の仕事をしていたのを掛けたという。朴訥とした雰囲気のバーテンさんと話をしていると、何故か時間を過ぎるのが早い。ちょうど同じくらいの世代で、話題が合うのかもかもしれない。

浜松・バー「SIDE CAR」サイドカー
浜松市中区千歳町74
053-451-6535

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浜松・天ぷら「天八」

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『天ぷらおまかせ』5,250円★

浜松駅前の一角だけ再開発に残されたような場所に佇む古い建物。タクシーの運転手さんの強い勧めがなかったら、入ることもなかった。昭和25年に創業で建物も親爺さんも風情がある。出てくる天ぷらは一級品で、この内容を都内で食べたら大変な金額になるだろう。

これで三度目の来店。浜松を訪問する際の最大の楽しみが、この店の天ぷらを食べることなのだ。店内は4人掛けのテーブルと小上がり、カウンターは詰めて6席。とてもこじんまりとしているので、大人数には向かない。写真のようにお誕生日席で食べる羽目になってしまう。この日も満席になっていたから、予約を取ってからが無難だ。

天つゆに柚子を浮かして爽やかさを演出している。これに大根おろしと生姜を入れてもいいし、塩で食べてもいい。せいろが設えられて、ここに次々と天ぷらが置かれる。海老の頭から始まって、かき揚げまで外れのない美味しさを怒涛のごとく味わえる。この日はこんな内容である。

・カルシウム
・海老×2
・アカイカゲソ
・アワビ
・ヒラメ胆
・アカイカ
・カニ
・北海道岩ガキ
・ホタテ
・ヒラメ×2
・レンコン
・シイタケ
・アスパラ
・白魚かき揚げ

最後の白魚はご飯を少なめの天丼にしてもらった。もちろん、そのままでも大盛ご飯でも食べられる。地元の浜名湖産を中心とした新鮮な魚介類をこれでもかという位に食べられる。肝を上手く使っていて、味に深みを出している。油の扱いがいいのか、弱い胃にも優しくもたれることがないのだ。

ちょっと気になる点は、天つゆの酒が煮切れていないのか刺激が残っていたのと、この店にしては幾分火が入り過ぎている種があったのが残念。次々とお客さんが入ってきて、親爺さんもお疲れだったのかもしれない。それでも、浜松に訪問する時には必ず立ち寄りたい店である。

浜松・天ぷら「天八」てんぱち
静岡県浜松市旭町7-7
053-452-6853

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